皆さんこんにちは。
阿川です。今回はTwitterで貰ったアイディアから1つ、中国文化を紹介しようと思います。
アイディアを頂いた@imdongbeirenさんにはとても感謝しています。
今回はコメントいただいた微信红包🧧について皆さんに共有してみようと思います。
微信红包(ウエイシンホンバオ)、知っていますか?
中国人の多くが使う微信、その中の機能の一つである微信红包🧧、聞いた事はありますか?
まずは、微信について解説していこうと思います。
微信(WeChat)とは
まず微信(WeChat)とは、日本で言うLINEのようなもので、友達とメッセージを送り合うだけでなく、近況を投稿したりするモーメンツ機能や、中国の記事を検索する機能のほかに、金銭のやり取りができる转账(送金)機能があったりします。
あなたの周りの中国人はよく財布を忘れるなんてことありませんか?
僕の周りだけですかね 哈哈
近年中国ではQRコード決済が一般的になっており、日本にあるガチ中華店でも決済方法として大抵、微信支付(WeChat pay)と支付宝(Alipay)があります。(僕の体験だと、クレジットカードは対応していないお店も案外あります。)
だから、財布を持ち歩く習慣のない中国人も増えてきているんですね 哈哈
僕も現金を使う機会がほとんど無くなったので財布を忘れる気持ち、よく分かります!
次に红包についてみていきましょう!
红包(ホンバオ)って何?
红包🧧とはお年玉やご祝儀のことで、中国の旧正月(春節)や結婚などお祝い事の際送ります。
上記記事によると、中国では活力、幸福、幸運を象徴している赤い(🟥)紙で包むことで貰う人により幸福と祝福を与えることを期待しているみたいです。
確かに中国でめでたい色といえば赤はすぐに想像できますし、実際お祝いの際赤を目にすることも多いと思います。
ではどうして赤がそのような意味を持つようになったのか?
そのあたりをもう少し詳しくみていこうと思います!!
赤い封筒に入れる理由
こちらを知るためには、中国のお年玉文化の由来を見ていく必要があります。
昔、祟(suì):スイという頭を触られると頭が悪くなる妖怪がいて、大晦日になると現れ、子供の頭を触ってまわったようです。
迷惑な妖怪ですね 哈哈
その妖怪の呪いを鎮める方法は、子供にお金を入れた红包を与えることだったと言われています。その為中国ではお年玉のことを「压岁钱 yā suì qián」と呼ばれています。
祟と歳(岁)はどちらも読み方が同じで、まさに祟を鎮めるためにお年玉文化が始まったんだな〜と納得してしまいます。
※この神話の詳細を調べるには中国の文献など漁る必要がありそうですが、赤🟥はとても縁起のいい色、というのはこういった神話からも見てとれますね。
日本ではお年玉を渡す際、封筒は白が多いですが、神話の妖怪も海を渡って襲ってはこなかったんですかね 哈哈
現代に伝わっている由来はそれぞれ違うみたいです。
日本のお年玉の由来は以下の記事に記載されています。
近年の中国のお年玉文化として…
現在、中国の近年のQR決済の発達により红包も微信でやり取りするようになった為、微信红包🧧という形で広く認知されています。
僕の印象では最近はこの红包機能はもっとカジュアルな使われ方をしていると思います。
例えばグループ分割機能を用いて、友達同士で新年のお祝いをする際にそれぞれグループに红包🧧を送ってお祝いする、といったものがあります。この機能のおもしろい所は、それぞれに分配される金額はおみくじの様に引いてみないとわからないところです。その為、自分の所属するグループごとで红包を送りあって運試しをするなど楽しんでいる印象です。
红包の奪い合い:抢红包 (qiǎng hóng bāo)については以下の記事に具体例が書いてあります。
最後に
皆さんはどんな形でお年玉を貰っていましたか?
もし日本でも今後電子決済が発達することがあればお年玉もデジタルに切り替わっていくんですかね。
今後現金を使うことは少なくなるかもしれませんが手渡しでリアルな封筒を渡された時の嬉しさは今でも覚えています。形を変えながら文化が残っていけばそれはいいいいのではないでしょうか。
また、中国の微信红包🧧の様にカジュアルなお年玉文化として友達同士で渡し合うのもいいですね。
海外文化に触れて、自分のお金の価値観も今後変様していくのが楽しみです。
それではまた、下次见,拜拜👋
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