中国語習得の際、多くの人は共通言語=普通話(プートンファー)を学ぶと思います。
皆さんは共通言語といえば、どんな言葉を想像しますか?
日本人的な感覚で言えば、テレビアナウンサーが喋る言葉が想像しやすいですかね。
マネしようと思えばいつでもマネできるし、聞き取ることのできる言葉
そのくらいのイメージなのではないですかね。
しかし中国の友達からこんな話を聞きました。
私のおばあちゃんは普通話を聞き取ることができるけど、話す事は難しいよ
話せないの?
一体、中国人にとって普通话ってどんなものなんだろう
という事で今回は、中国の共通言語である普通话について、成立の歴史といった方面から深掘りしていきます。
日本でも印象的な方言は有りますが、テレビの影響もあってか知らないうちに理解できるものになっていると思います。では、中国人にとっての共通語=普通话ってどんなものなの?
一緒にみていきましょう!
中国の共通語の歴史と成立の由来
どうして普通话(プートンファー)ができたの?
まずは1つの記事を見ていきましょう。
記事によると、普通话 (pǔ tōng huà)が成立したのは1956年頃(毛沢東政権時代)のようです。
地域によって全く言語の異なる中国において誰もが認識できる共通語をつくるため首都北京を中心とした北方地域で使われる言葉を基準に普通话が成立したようです。
中国政府が制定している普通話は、1950年代に定められた言語であるため、それ以前に学校に通っていたという高齢の方は普通話を知らない、または話せないということがあるようです。
共通言語の成立は意外と最近の話だったんですね。でも、地方の言語と普通话ってそんなに違うの?
まだ阿川sensei は、日本の方言の感覚で考えると話せないとか聞き取れないということに納得してないようです 哈哈
では、方言の違いについて動画で実際に聞いてみましょう!
中国の方言の違いについて
発音の違いを理解するのにピッタリな動画がありましたので見ていきましょう!(ちなみに、今回もヤンチャンの動画です 哈哈)
方言と普通话を聞き比べてみてどんな印象でしたか?
外国語と言われても違和感ないですよね。
同じ文章でも漢字や文法まで違うと意思疎通は相当大変ですね 哈哈
普通话成立以前の中国人が共通言語を使えない場合があることも納得です。
普通話よりも中国語の方言を話す人が多い地域にいくと、
日本で学習してきた中国語(普通话)が相手に伝わらないということもあるみたいです。
もしそういった地域に行くことになれば、せっかくなので簡単な単語や訛りを使えるようになるとコミュニケーションが円滑になるかもしれませんね。
僕も県外の大学に行った際、方言を覚えてから仲の良い友達が増えた気がします。
では、中国の方言はどのくらいあるの?
次に方言の種類について見ていこうと思います。
中国の方言はどんなものがあるの?
7大方言とその分布
詳しくは上の記事に掲載されています。
今後この部分は追記します。。。
方言の種類だけでこんなにあるんですね。
もし中国語を学習するなら、やっぱり北京の発音の普通话を学んだ方がいいのかな?
最後にこちらの問いを解決していこうと思います。
中国語学習の際、北京の普通话を勉強する必要性について
…結論を先に述べると必ずしも北京の発音を意識した中国語習得をする必要はないと考えています。
もちろん中国人も地元の方言はありつつも学校などで共通語を習得していく為、会話の際に地方の“なまり”が出ることもあると思います。
普通话成立のキッカケを考えてみると、共通語を覚える意図として、ある程度国内の誰とでもコミュニケーションをとることができるようにすることが挙げられると思います。
日本人同士で会話する時、なまりからどの地方出身か当てる事はできますよね。
同じようになまりを理解しつつ、会話をしながら普通话を習得していくことでそれぞれの地域の言語の特色を楽しみながら中国語学習ができるのではないでしょうか。
中国語学習の方法についてはこちらの記事でも触れているので是非ご覧ください。
まとめ
普通话の成立は思っていたより新しい歴史の動きだったと感じました。
日本人同士においても方言の違いや訛りはアイデンティティの1つでもあり仲良くなるキッカケにもなると思います。
中国の普通话(共通語)成立の理由を理解しつつ、地方のなまりを聞き分けれるようになるとより中国語学習を楽しめそうですね。
今回は、ここまでです。
それではまた次回、下次再见,拜拜👋
コメント