hello大家好,我是阿川!
前回、不動産の購入について話をしましたが、実際賃貸じゃダメなの?
という事で今回は中国、中でも*一线城市である上海の賃貸の相場感について話していこうと思います。
*中国の都市は人口や経済レベルなど、様々な観点から一线城市(北京,上海,広州,深センなど),新一线城市(武漢,成都,杭州など),二线城市(寧波,厦门など)…五线城市の6つの階級に分けられています。
上海の相場を確認しよう
まず相場を理解するためには、中国元/日本円の為替レートを見ていきましょう。
2020年3月31日現在 1元=19.20円となっています。
それから、大事な、大事な、中国でもらえる平均給与と生活コストについて抑えておきます。
上海の平均年収は?最低賃金や手取りについても解説
中国の生活費は平均でいくらかかるの?(上海版)
記事によると上海の平均年収は12,0456元(日本円約230万)、平均月収は10,338元(約20万)です。以前、僕が、「カモメアジア転職」https://kamome.asia を利用した時も日系企業で大体10000元〜の求人が多い印象でした。次に生活物価を記事の通りにあげていきます。
・医療保険代(約1050元)
・水道代(60元)
・電気代(夏冬:800元 春秋:200元)
・携帯料金(60元)
・VPN(60元)
・交通費:地下鉄(3〜9元),タクシー(16元),バス(3元) 1ヶ月1050元程度
・食費:高い順から 日系スーパー(イオン,イトーヨーカドー)>外資系スーパー(ウォルマート)>ローカルスーパー 1ヶ月日系スーパーを利用して大体4000元程度
これら生活費(家賃を除く)の合計は(数字の大きいものを採用すると)7080元
上海の平均生活費−生活費(家賃を除く)=3258元
賃貸を選ぼうと思ったら生活コストを下げるか、平均以上の収入、複数人で生活するなど色々考える必要がありそうですね。まあ、まずはモチベーションとなる賃貸を見ていきましょう。
上海の賃貸を価格別にみよう
価格帯ごとでどんな賃貸に住むことができるのでしょうか?
今回は僕が大都市での生活を希望しているため、上海を例にとって5000元、10000元、20000元付近の賃貸を見ていきたいと思います。
5000元付近の賃貸
まずは5000元付近の賃貸を見ていきましょう。
現地の不動産会社を利用したり、現地の人に紹介してもらうことで5000元付近の賃貸を探すことができそうですね。Youtubeの内容を見ると、5000元付近の賃貸を探す事は、東京で40000円の家を探す感覚に近いと思います。(自分の実体験を思い出しました哈哈哈)
住む事は出来そうですが、住む場所が中心地から離れているなど、ある程度の不便を許容する心が重要になってきそうですね。現地のリアルな生活を体験したい人にはおすすめかもしれません。最も現地に馴染めるのは間違いなくこの価格帯に住む人だと思います。
10000元付近の賃貸
次に10000元付近の賃貸を見ていきます。
上海アワジ不動産
10000元あたりになると、1Rの部屋ばかりでなくでなく1LDKの部屋も視野に入れることができるようになってきますね。それだけでなく、住む場所もオフィス街の中だったり、中心地の近くで探すことが可能ですね。シェアハウスを考えたり、毎月の資産を増やす算段をたてて、この辺りから生活をスタートしたいものです。
20000元付近の賃貸
最後に20000元付近の賃貸を見ていきます。
かなり優雅な暮らしになってきました。日本円で考えると家賃月38万円くらいの生活です。このレベルでの生活を想定するなら、海外を対象としたビジネスを真剣に考えるか、ニッチな世界を深掘りして自分のフォロワーを味方につけていくことが必要になってきそうです。(^_^;)
ここまでの生活を想定するなら、短期で出張に来ているわけでないなら僕は家を買ったほうがいいんじゃないかと思いますね。
賃貸を見て思ったこと
中国の家はもともと家具が設置されている家が多く、初めて家を借りる人やこれから中国生活を考えている人にはありがたいんじゃないかと思います。住む場所や自分の資産状況、これから中国でどんな生活を想定しているかについて想像を膨らませた上で住む家を決定していくのが良さそうですね。価格帯の上昇と住む年数を考えた上で賃貸にするか持ち家にするか決定する必要があると思います。
中国人が持ち家にこだわるわけ
先ほどまでの話と前回のブログ内容から中国人が持ち家にこだわる理由も少しずつ見えてきたんじゃないかと思います。
これから中国で生活していこうと考えている人は長い年月をそこで過ごす事を前提に家を見ているため、自分の資産にならない賃貸にお金を支払うよりこれから価値の上昇見込みがある持ち家を買う方が当然お得です。もしその家が必要なくなったら売却してしまえばいいと考える人も少なくありません。
そしてもう一つは老後資金問題です。中国にも年金制度がありますが、給付額は新卒の給与分程度(約5000元)ですので、仕事を終えた後生活の質を下げたいと思う人がいるでしょうか。もし頭金を親が出してくれるなら尚更持ち家一択思考が定着しやすいと思います。
最近では賃貸価格の上昇しすぎ問題も浮上しているのでこのまま持ち家一強が続くかはわからないですが、特に第一线、二线城市の価格上昇はまだまだ堅いんじないかと思います。
まとめ
上海での生活は平均月収を貰うという想定だけでは最安値を探す以外の選択肢がないと思います。東京に出てきたばかりの僕がそうで、もっと広い世界に、自由を手に入れたいと思い飛び出してきた僕は職業の選択肢が狭まり、むしろ狭い監獄に閉じ込められた気分になりました。
現状ではまだ上海で生活できるレベルには程遠いと感じていますが少なくとも語学の習得や現地の生活に馴染むことが生活コストを下げ、副業、投資などの併用で自分の選択肢を増やすことで心理的にも余裕をつくることが大切だと考えます。ただ、いつまでも仮定した世界の中で生きていく事は僕にとって機会損失だと思うので、飛び出すタイミングを見計らう必要があります。これからどんな生活をしていきたいかというイメージから逆算して資産形成をしていく、人の力を積極的に頼っていく、そんな心構えが必要になってきそうですね。
今週はここまで
下次见 拜拜👋
コメント